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    裏路地の非日常

    wm ¦ 塩入若葉 OFFICIAL FANCLUB

    2026/03/03 23:22

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    Today's Tune

    Ofelia - Kiltro

     

    ちょっと前からハマっているラテン系のバンド。

    南米の音楽ってどこか懐かしくて、不思議な気持ちにさせてくれるものが多いので、いつも聴きながら頭の中は妄想の旅に出ています。

    今回私が感じた「異世界」な体験を書くにあたって一番いいかも!と思って選びました。

    ベースラインが一癖ある曲で、土台が不安定だったり不穏だったりすると、異世界に迷い込んだような気持ちになる。

    そんな、Ofeliaのような現実逃避させてくれる音楽はとても好きです。

     

     

    ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥ ▧ ▦ ▤ ▥

     

     

    忙しい毎日を過ごしていると、気を付けなきゃいけないと分かっていながら、自分のメンテナンスをおざなりにしてしまいます。

     

    上京してから足繁く通ったカイロにも、去年は1月に行ったきり(!)。

     

    その状態で1年を走り抜けてしまったからか、今まで辛いと感じてこなかった身体の箇所に重だるい痛みを感じるようになってしまいました。

     

    それに加えて、東京の忙しなさにやられて心の方も現実逃避を求めていた頃。

    身体の重だるさに加速をかけるようでした。

     

    「ここまできたら、さすがにプロに診てもらわないと良くないな...」と思いつつ、またうやむやに時の流れに流されてしまいそうになっていた私。

     

     

    そんな時、とある一件のメールが届きます。

     

     

     

    「予約時に使えるポイントプレゼント!」と、某美容サロン特化の予約サイトからでした。

     

    物価高の昨今なので、特にこういうお知らせは嬉しくて、これを機にマッサージ店でも行こうかな〜とスマホをスイスイ。

     

    そこで私の好奇心&冒険心をくすぐるお店を見つけます。

     

     

    サイトの情報を見た感じ、まぁよくありそうなエスニック寄りの個人マッサージ店だったのですが、口コミが面白くて。

     

    まさに賛否両論、「最高!」の評価と「最悪!」の評価が入り混じっていて、「技術が素晴らしい」「どハマりしてしまった」など絶賛の声がありながらも、一方では「言葉が通じない、対応が微妙」「独特の匂いがする」「めちゃくちゃ痛い」など批評の嵐。

     

    どうやら本場の方がやられてる、伝統のマッサージ店だそうです。

     

     

    「何だこのカオスは...」と、一抹の不安を拭いきれないものの、それ以上に私の強い好奇心が勝ってしまって、気付いたら予約ポチー。

     

    勢いでやってしまったか〜と思いながらも、若干の期待に胸を膨らませて当日を迎えました。

     

     

     

    裏路地にあるお店の前に到着すると、とんでもない色使いのドアと対面。

    中の様子も見えなくて、怪しさ120%くらいあったのですが、ここまで来たら引き返せない!と意を決して入店。

     

     

    おばさまがお一人でやられてて、店内は薄暗い隠れ家のような雰囲気でした。

    独特な匂いがするという口コミもあったけれど、昔海外旅行に行った時に感じたようなエスニックな香りだったので、私はむしろ好きだったかも。

     

     

    その後、カタコトの日本語で予約内容を確認され、料金を先に払い、個室に案内されます。

     

    個室の中には、現地の古来から伝わる身体について(?)の言葉が、直訳っぽい怪しい日本語で壁にずらり。

     

    もうこの時点でかなりワクワクしてたんですが、施術は下着で受けなければならないそうで、ちょっと不安に感じながらもパパッと下着一丁になり、ベッドに転がされて、いざ施術開始。

     

     

    最初は痛気持ちいいくらいの感じで「ドコ、ツライ?」「ココ、イタイ?」と逐一確認しながらやってくださって、おばさま優しいし全然いいじゃん〜と思っていました。

     

     

    そのまま施術を受けていて、ウトウトしかけていた時。

    突然、優しかったおばさまが私の肩を「バァン!!!!」と叩き出しました。

     

     

    「えっ、悪魔祓い始まった?」

    と思うほどの強烈なチョップに驚いて、思わず身体が跳ね上がったのですが、それを見たおばさまはすぐやめて「イタイ?」と聞いてくれて。

     

    「痛いっていうかさっきまであんなに優しかったのにノータイムで急に除霊(?)されたからびっくりして...」なんて言えず、「大丈夫です、びっくりした!」と笑いながら伝えると、「ゴメン...w」と言ってました。

     

     

    その後もバシバシ叩かれて、ツボをぐりぐりされ、摩られて、頭の先から足先までくまなくやってもらったんですが、本当にもう、施術の7〜8割くらいは激痛。

     

    痛みには割と耐えられる方であると自負してる私でも、途中「いてえええwwwww」って笑って言ってしまうほどの痛さ。

     

    普段痛くてもやってくれてる方に悪いかなと思って我慢して言わないんですが、全然無理だった。

     

    しかも、おばさまは「ガンバー」と言って一切やめません。

     

    おばさまがそんな感じだったから、私も容赦なく感情爆発させられたかも。

    ずっと笑ってて終始和やかでした。

    身体は地獄だけど。

     

     

    でも、私の身体を触っただけで「パソコンツカウ?パソコン、カタ、クビ、ウデ、ツカレテル」「ココイタイ、○○ワルイ」と、痛い箇所によって身体の不調をバンバン当てまくっていたのはすごかったし、まるで占い師のようで面白かったです。

     

    自分でも気づいていなかった部位の痛みにも気づくことができて、これはマッサージというより自分の身体と向き合う時間なのかもしれない...と思わされるほど。

     

     

    ただマジで痛い。何度でも言いたくなるほど本当に痛い。

     

     

    でもこれも、私が自分の身体のメンテを怠ってきた結果だ。自業自得。もっと自分を大切にしろという喝を入れてもらってるのだ。いやまじ痛い無理。神様仏様......と、色んな考えを頭に巡らせていたら、突然「オワリ」と声をかけられました。

     

     

    終わり方あっさりだなと思いながら立ちあがろうとすると、最後にまた肩をバンバン。

     

    私の魂に引っ付いてたありとあらゆる悪霊やら煩悩やら悪いもののカス一つ残さないであろう強烈なヒットを数発喰らわせていただいて、終了しました。

     

     

    ちょっともう抜け殻...みたいな感じで待合室に戻ると、おばさまが中国茶を入れてくださいました。

     

    私の抜け殻のような顔を見て、「フフ...ツカレタ?ネムイ?」と、まるで子どもに語りかけるように言っていて、私が「痛かった...」というと笑っていました。

     

    笑い事ではない。

     

     

     

    そのあとおやつをもらったりもして、入り口まで見送っていただいて、お別れ。

     

     

    一歩歩き出した瞬間に感じたのは、とんでもない身体の軽さ。

    あのしんどい重みも、痛みも、それに付随してたイライラみたいなのも全部消えてました。

     

     

    マッサージと称して本当に除霊されたのでは?と思うくらい。

     

     

    家に帰ってから泥のように眠り、起きてから「あれは夢だったのでは...」と思いましたが、身体に微かに残る異国の香りが現実だったのだと思い出させてくれました。

     

     

    まるで、千と千尋の神隠しで、元の世界に帰ってきた千尋みたい。

     

    あれだけ身体に喝を入れてもらったので、何だか心身ともに強くなった気すらするんですよね。

    気を強く持つって大事なことだ。

     

     

    それに、自分の常識が通じない場所って、案外近くにあったりするんだなって。

    そのおばさまがもたらしてくれた時間や体験は、まさに非日常でした。

     

    そしてその非日常が、私の凝り固まった身体も、普遍的な人生も「バァン!!!!!!!!!!!!」と変えてくれました。

     

     

     

    皆さんは、最近チャレンジしてますか?

    痛み、感じてますか?

    人生何となく、退屈に感じていませんか?

     

     

    あなたの求める非日常は、案外そばにあるかもしれませんよ。

     

     

    おばさまの除霊術(?)にまんまとどハマりしてしまった私は、これからも、こんな調子で新たな扉を開きまくってやろう。と、心に決めました。

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